三州いぶし瓦

粘土を焼成した後工程で、900℃前後の酸素のない密閉空間に、燃料(灯油、LPG、LNG)を投入します。
この燃料は燃焼する事なく熱分解を起こして、遊離した炭素が瓦のボディに接触し、銀色のカーボン被膜を形成する事を"いぶし"と言います。
この被膜の厚みは数ミクロンという極めて薄いものですが、紫外線にはとても強く、長年の外界の変化に耐えていきます。

釉薬を焼き付けて発色する物とは異なる天然の色であり、経年による色の変化を楽しむ事も出来る、粘土瓦の最高級品です。
その色は、華やかな発色こそありませんが、何とも言えない味わい深い平静さを醸し出します。
土と炎と炭素から成る"いぶし瓦"は完全な自然素材であり、年月を重ねる毎に、建物と住まう人達と共に、その表情を変えて行きます。
古都の情景に欠かせない"いぶし瓦"は建物に文化的付加価値を添えます。

"純いぶし瓦"の持つ木造住宅はもとより洋風建築にも取り入れられています。それは、日本の厳しい気象条件に適し、美しい自然に溶け込みます。調和のとれた風格と美を優雅に醸し出していながらも、そこには人々の心を優しく癒やす温もりや優しさがあります。
土と炎と炭素から成る"いぶし瓦"は完全な自然素材であり、年月を重ねる毎に、建物と住まう人達と共に、その表情を変えて行きます。
古都の情景に欠かせない"いぶし瓦"は建物に文化的付加価値を添えます。

"純いぶし瓦"は約1,100℃以上の高温で均一に焼き締められ、高い耐久性を誇ります。
その独特の色は、焼成後に空気を完全に遮断して 「蒸し焼き」にする「燻化」という工程において生まれる美しい色調です。

"純いぶし瓦"は、耐水性、耐火性、耐寒性、耐震性に優れています。
夏の暑く、冬は冷え込む、四季の移り変わりの激しい日本の風土において住居空間を常に快適な状態に保つ、まさに最適な屋根材と言えます。

"純いぶし瓦"は、断熱性能に優れ、年間を通じて居住空間を快適に保つだけでなく、湿気にも強く湿度の高い日本の気候に最適です。また、その優れた耐久性から長期間メンテナンスの必要がなく非常に経済的です。現在、奈良市元興寺では飛鳥時代の瓦が、1,400年経った今も建物を守っています。

"純いぶし瓦"は素晴らしい自然素材である良質な粘土から造られる天然素材で、 100年以上(長いものでは1,000年以上)の役目を終えるとまた、土に還るという人と環境に非常に優しい屋根材です。


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